2011/07/19 (Tue) 謎解きはディナーのあとで

お久しぶりです！山城です。生きてます。


台風、来てますねぇ……。

授業は全部休講になったのですが、何にもする気が起きなくて、だらだらと過ごしております。

やらなきゃいけないことは多々あるのですが、どうにもやる気が出ません。

こうやってどんどんいろんなことが後回しになって、最終的に自分の首を絞めることになるんだろうなぁ……。


休講になったおかげでずっと読みかけだった東川篤哉の「謎解きはディナーのあとで」を読み終わることができましたので、感想なんかをまたもやぽつりぽつりと書いてみようかなぁ、なんて思ってます。


それにしても、明日も授業、あるのかな？

読書メーター内でもランキングがいつも上位だし、本屋大賞も取ったし、何よりも「令嬢刑事と毒舌執事」っていうところにきゅんきゅんで、ずっと読みたいと思っていた作品でした。

偶然にもサークルの先輩が持っていて、借りることができたのは本当に幸せ。


余談はこのくらいにしておいて、内容に入りたいと思います。

帯には「本格ミステリ」とありますが、うーん、本格ってどんなもののことを言うのだろうか？

私のイメージするところは、本格っていうと東野圭吾とか有栖川有栖とか、唸らせるようなトリックを用いたミステリーを想像するんだけど、どうなのでしょうか？

「謎解きは……」はミステリーではあるけど、もっと軽い感じ、重厚でため息の出るほど美しいトリック（この表現もどうなの？）ってわけではないかなぁ。

ミステリー的な要素を楽しむっていうよりは（十分推理も楽しいですが）、登場人物たちのキャラがなかなかに素敵で、人物たちのやり取りが一読の価値ありです。

知ったかぶりで自慢屋の風祭警部とそんな風祭警部の動向にイライラさせられ、内心悪態をつく麗子さんのやり取りも、影山執事に先に推理されるのを歯がゆく思いつつも、それなりに影山執事を信頼している麗子さんと基本お嬢様に忠実で、時々嫌みったらしいことを言う影山執事のやり取りもどちらも大好きです。


面白おかしく、かつ軽くミステリーを読みたいときにはちょうどいいかな、と思います。